福岡県の太陽光発電補助金制度一覧!法人向けにポイントを解説

福岡県で事業用太陽光発電の導入する企業にとって、活用できる補助金があるかどうかは決断を左右する大きなポイントとなるでしょう。
福岡県には、法人が活用できる太陽光発電の補助金制度がいくつかあります。
そこで本記事では、福岡県や福岡市、糸島市の補助金を中心に、国の支援策も交えながら紹介します。
併せて、事業用太陽光発電の導入に向けたポイントもわかりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
- 福岡県の法人向け太陽光発電補助金一覧
- 福岡県で太陽光発電を導入したい法人によくある質問
- 全国で使える補助金について
福岡県の法人向け太陽光発電補助金一覧

はじめに、2024年度に実施された福岡県の法人向け太陽光発電補助金を紹介します。
主な体協高発電補助金は、以下の2つです。
- 福岡県福岡市「事業所の再エネ設備導入支援事業」
- 福岡県糸島市「事業所用太陽光発電・蓄電池の設置補助」
太陽光補助金制度は、実施年度初頭や募集開始時期に合わせて公開されることが一般的です。
現時点ではまだ2025年度の情報の多くが公開されていませんが、前年度まで実施されていた制度は翌年度も同様に継続されるケースが多いため、以下に紹介するものも2025年度の実施可能性が高いと予想されます。
ここでは、それぞれの2024年度実施情報を掲載しています。
福岡県福岡市「事業所の再エネ設備導入支援事業」
補助金事業名 | 事業所の再エネ設備導入支援事業(PPA事業者対象分) |
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補助対象 | PPA事業者 |
補助対象設備 | オンサイトPPA方式*により導入する太陽光発電設備とし、以下に揚げる要件を満たす設備・福岡市内の需要家施設に設置されるものであること・停電時においては電力を供給できる自立運転機能を有すること・導入する設備から得られる電力量の50%以上を自家消費すること・未使用品であること・2者以上の事業者から見積書を徴取し、最低価格を提示した事業者の設備を導入すること※オンサイトPPA方式:PPA事業者の費用負担によって需要家施設に太陽光発電設備を設置し、所有・維持管理などを行いながら当該太陽光発電設備の発電電力を需要家に売却し、当該施設に供給する契約方式 |
補助金金額 | 発電出力1kWあたり5万円(上限:1施設あたり500万円) |
募集期間 | 2024年5月7日~11月29日まで |
福岡県福岡市の事業所の再エネ設備導入支援事業は、PPA(Power Purchase Agreement)事業者が福岡市内の事業所へ太陽光発電設備を設置する費用の一部を助成する補助金です。
オンサイトPPA方式による太陽光発電設備が対象で、発電電力の50%以上を自家消費することなどが要件に掲げられています。
補助金交付額は発電出力1kWあたり5万円で、1施設あたり500万円が上限です。
募集期間内であっても補助対象決定額が予算に達し次第受付が終了されるため、早めの検討・申し込みが必要となります。
福岡県糸島市「事業所用太陽光発電・蓄電池の設置補助」
補助金事業名 | 事業所用太陽光発電・蓄電池の設置補助 |
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補助対象 | 事業所用太陽光発電・蓄電池の設置補助 |
補助対象設備 | 糸島市内に設置される太陽光発電・蓄電池(太陽電池モジュールの公称最大出力の合計またはパワーコンディショナの定格出力の合計値のいずれか低い値が50kW未満の設備であること) |
補助金金額 | 太陽光発電設備については出力1kWあたり50,000円(上限:49kW相当額2,450,000円) |
募集期間 | 2024年7月5日 |
福岡県糸島市の事業所用太陽光発電・蓄電池の設置補助は、糸島市内に事業所を有する企業が太陽光発電設備と蓄電池を設置する際に支給される補助金です。
糸島市が脱炭素社会の実現を目指して導入しているもので、事業所のエネルギーコスト削減とCO2排出量の削減への貢献が期待されています。
この補助金の支給については、国・福岡県・糸島市から補助金等を受けていない、または受ける予定がないことや、再エネ特措法に基づくFITまたはFIP制度の認定を取得しないことなどが条件に含まれています。
そのため、ほかの補助金と比較検討した上で応募を検討する必要があるでしょう。
FIT制度とFIP制度について
<用語解説>
・FIT(固定価格買取)制度「Feed-in-tariff(フィードインタリフ)」の略称。国が再生可能エネルギー由来の電力を「一定期間」「固定価格」で買い取ることを約束する制度
・FIP制度「Feed-in Premium(フィードインプレミアム)」の略称。固定価格での買い取りではなく、再エネ発電事業者が卸市場などで売電したときの売電価格に対して一定のプレミアム(補助額)を上乗せする制度

その他福岡県で利用できる太陽光の補助金を紹介

福岡県の法人が太陽光発電を導入する際には、国の補助金を利用することも可能です。
例えば2024年度までには、国による法人向け太陽光発電の補助金には以下のようなものがありました。
- ストレージパリティの達成に向けた太陽光発電設備等の価格低減促進事業
- 新たな手法による再エネ導入・価格低減促進事業
- 需要家主導太陽光発電導入促進事業
これらの補助金についても現時点では募集情報が公開されてないものの、2025年度以降も同様の制度が実施される可能性があるため、設備の導入時点で最新情報を確認することをおすすめします。
福岡県で太陽光発電を導入したい法人によくある質問

最後に、福岡県で太陽光発電の導入を考えている法人によくある質問にお答えします。
疑問点をしっかりと解消したうえで検討を進めましょう。
福岡県で太陽光発電を共同購入できる制度はある?
福岡県では、中小企業や事業者が連携して太陽光発電設備を共同で購入・設置することでコスト削減したり、太陽光発電の導入促進を図ろうとする「福岡県事業所向け共同購入支援事業」を実施しています。
この制度は、複数の事業者がグループを形成して共同で入札を行うことのスケールメリットを活かして、個別に導入するよりも安価に太陽光発電設備を導入しようという施策です。
福岡県が主導して、事務手続きや情報提供などのサポートを行います。
参加を希望する場合は、県が指定する共同購入支援事業者を通じてグループに参加し、共同で入札に参加します。
設備の選定や契約などはグループで行いますが、導入後の運用や管理は各事業者で行う仕組みです。
福岡で太陽光発電を始めるために注意点はある?
福岡県で法人として太陽光発電を始める際には、地域の特性に合わせた太陽光発電設備や事業者選びが重要です。
ひとくくりに福岡県といっても沿岸部や内陸部などによって気候条件が異なるため、設置場所の日射量や塩害リスクなどを考慮した上で適切な設備や設置方法を選ぶ必要があります。
また、建築基準法や消防法に加え、各自治体で独自の条例が定められている場合があるため、必ず事前に確認しておきましょう。
例えば、景観条例によって設置場所やデザインに制限が設けられるケースなどがあります。
いずれにしても、法人が福岡県での太陽光発電の導入を成功させる場合には信頼できるメーカーや施工業者選びが大きな鍵となるでしょう。
施工業者はどうやって選べばいい?
法人が福岡県で太陽光発電の施工業者を選ぶ際にまず確認したいのは、実績と経験です。
また、施工に必要な資格や認証を有しているかどうかの確認も欠かせません。
電気工事士や太陽光発電システム施工士といった資格を持つ技術者が在籍しているか、業界団体への加入や認証、評価などを受けているか、なども信頼性を判断する材料となります。
太陽光発電の補助金はどのタイミングで申請すればいい?
福岡県で法人が太陽光発電の補助金を申請する最適なタイミングは、原則として工事着工前です。
なぜなら、多くの補助金制度で「事業の実施(太陽光発電設備の設置工事)前の申請」が補助金交付の必須要件となっているためです。
工事を開始した後や完了後に申請しても、補助金の対象とならないケースがほとんどであるため、必ず事前に申請手続きを行うように留意しておきましょう。
具体的な申請期間は、各補助金制度によって異なります。
また、募集期間は「予算がなくなり次第終了」とされていることも多いため、早めの情報収集と申請準備が重要です。
まとめ

福岡県で法人が太陽光発電を導入する際には、補助金を活用することで初期費用を抑えられます。
申請期間は、各補助金制度によって異なるものの、多くは事業の実施(太陽光発電設備の設置工事)前の申請が必須要項となっているため、早めの検討と準備を心がけましょう。
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