富山県で太陽光発電したい人必見!おすすめの補助金を紹介【法人向け】

富山県は山岳地帯を抱えつつも、春から秋にかけての日射量が豊富で、太陽光発電に適した気候条件を備えるエリアです。
冬季の積雪時は発電量が落ちる傾向にあるものの、年間を通して見ると、東京とほぼ同等の発電量が見込めるとされています。
そんな富山県で太陽光発電を始めようと考えている企業も多いのではないでしょうか。
本記事では、富山県の法人が利用できる太陽光発電の補助金3選を紹介しますので、ぜひ、導入検討の参考資料としてお役立てください。
富山県の太陽光発電補助金3選!地域別に紹介

はじめに、富山県で活用できる太陽光発電の補助金を3つ紹介します。
- 富山県 脱炭素化モデル中小企業育成事業費補助金
- 魚津市 太陽光発電設備・蓄電池導入補助金
- 富山市 太陽光発電設備及び蓄電池導入促進補助金
地域別にピックアップしていますので、自社のあるエリアで適用できるものを確認しておきましょう。
富山県 脱炭素化モデル中小企業育成事業費補助金
補助金事業名 | 富山県脱炭素化モデル中小企業育成事業費補助金 |
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補助金概要 | 補助対象者:富山県内の中小企業補助対象設備:自家消費型太陽光発電設備、水力発電設備(1,000kW未満/事業)、太陽熱利用設備、地中熱利用設備(地下水利用設備含む)、高効率空調機器、高効率給湯機器、業務用蓄電池(自家消費型太陽光発電設備と併せて設置する場合のみ) |
補助金金額 | 【自家消費型太陽光発電設備】5万円/kW以内(上限:500万円) |
補助金を受けるための要件 | 【自家消費型太陽光発電設備】・FIT制度(固定価格買取制度)又はFIP制度(市場売電価格に上乗せされる制度)の認定を取得しないこと・発電した電力の30%以上を自家消費すること・自家消費する電力を含めて50%以上を県内の需要家が消費すること 等 |
受付期間 | 第1回募集:2025年4月28日~同年7月31日(※受付終了) 第2回募集:2025年8月28日~同年11月28日 |
富山県の「脱炭素化モデル中小企業育成事業費補助金」は、県内の中小企業が自社の事業所に再エネ・省エネ設備を導入する際に利用できる補助金です。
FIT制度やFIP制度の認定を受けず、発電電力の30%以上を自家消費することが条件です。
補助金申請後、設備導入の効果や電力使用量を県に報告する必要がある点も留意しておく必要があります。
魚津市 太陽光発電設備・蓄電池導入補助金
補助金事業名 | 太陽光発電設備・蓄電池導入補助金 |
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補助金概要 | 補助対象者:魚津市内で事業を営む事業者補助対象設備:太陽光発電設備、蓄電池 |
補助金金額 | 【太陽光発電設備(事業所への設置の場合)】5万円/kW |
補助金を受けるための要件 | 【太陽光発電設備について】・FIT制度、FIP制度の認定を取得しないこと・発電した電力について、50%以上を自家消費すること 等 |
受付期間 | 2次募集:2025年10月6日~ |
魚津市の「太陽光発電設備・蓄電池導入補助金」は、市内の事業所で自家消費型の太陽光発電設備と蓄電池を導入する際に活用できる補助金です。
この補助金では、設備の導入に伴い、電力の自給率向上や災害時の電力供給の確保を支援することを目的としています。
富山市 太陽光発電設備及び蓄電池導入促進補助金
補助金事業名 | 富山市太陽光発電設備及び蓄電池導入促進補助金 |
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補助金概要 | 補助対象者:事業所に太陽光発電設備や蓄電池を設置する事業者等補助対象設備:太陽光発電設備、蓄電池(太陽光発電設備と同時設置の場合のみ) |
補助金金額 | 【太陽光発電設備】5万円/kW(上限:150万円) |
補助金を受けるための要件 | ・他の補助金との併用(重複しての交付)は不可・2026年2月13日までに事業を完了し、実績報告書に必要書類を添えて提出できること |
受付期間 | 2025年5月1日~2025年11月28日 |
富山市の「太陽光発電設備及び蓄電池導入促進補助金」は、市内の事業所や住宅に太陽光発電設備や蓄電池を導入する際に利用できる補助金です。
事業所の場合には自己所有の設備に限られますが、太陽光発電設備のみの導入でも補助対象となります。
2026年2月13日までに事業を完了し、報告することも要件に含まれています。
富山県で太陽光発電を始める前に知っておきたいこと

ここでは、富山県で太陽光発電を始める前に知っておきたいメリットとデメリットを紹介します。
メリットだけでなく、デメリットも事前に把握し、考慮したうえで導入を検討してみてください。
富山県で太陽光発電をするメリット
富山県での太陽光発電導入には、以下のようなメリットがあります。
- 電気代の削減と安定化
- 災害時の電力確保
- 脱炭素化への貢献
太陽光発電を導入すれば電力の自家消費が可能になるため、電気料金の高騰に対する対策となり得るでしょう。
さらに、再生可能エネルギーの導入は温室効果ガスの削減に寄与することから、カーボンニュートラル社会の実現にも貢献できます。
富山県で太陽光発電をするデメリット
富山県での太陽光発電はメリットが多い反面、以下のようなデメリットもあります。
- 初期投資や維持管理の負担
- 積雪による影響
富山県に限った話ではありませんが、太陽光発電設備の導入には一定の初期費用がかかります。
安定して太陽光発電を運用するためには、定期的なメンテナンスも必要です。
また、富山県のように積雪が多い地域だと、パネルを覆うことによる発電量の低下も懸念されます。
これらの要素を総合的に検討し、導入計画を立てることが重要です。
富山県の太陽光発電でよくある質問

最後に、富山県で太陽光発電の導入を考えている人によくある質問にお答えします。
疑問や不安をしっかりと解消したうえで検討できるようにしておきましょう。
富山県の太陽光発電は発電量は?冬の降雪は影響する?
富山県の太陽光発電の年間発電量は、実は東京とほぼ同じ水準にあります。
富山県のデータによると、1kW当たりの年間発電量は約1,171kWhで、東京の約1,226kWhとほぼ同等です。
富山県では、冬場は積雪の影響で発電量が減少するものの、春から秋にかけては東京を上回る発電が可能とされており、気候の特徴に合わせた適切な設置や維持管理を行えば、安定した太陽光発電が期待できます。
PPAとリースの違いは?補助金が受けられないケースはある?
「PPAやリースの場合、本補助金の申請はできません」といった文言を見たことがある人も多いのではないでしょうか。
太陽光発電の補助金では、「設備所有者」が申請主体であることが補助要件に含まれるケースが少なくありません。
PPAとは、発電設備と所有権は事業者が持ち、発電された電力を利用者が購入して使用するスタイルです。
売電収入は利用者ではなく事業者に入るため、利用者は売電収入を期待できないケースがほとんどとなっています。
一方のリースは、設備はリース会社が所有し、利用者は月々リース料金を払って設備を使用するスタイルです。
契約内容にもよりますが、売電収入は利用者に入るケースが多い傾向にあります。
まとめ

本記事では、富山県で活用できる法人向けの太陽光発電補助金について詳しく解説しました。
富山県では、県が実施する「 脱炭素化モデル中小企業育成事業費補助金」や、県内の自治体独自の補助金を活用することで、初期費用を抑えて太陽光発電を導入できます。
そして導入後にも長く、安定して太陽光発電を使い続けるためには、富山県の気候に適したシステムを選ぶことも重要です。
日本生まれの太陽電池モジュールメーカー・リープトンエナジーは、発電効率と信頼性の高い製品のご提供が可能です。
実績も豊富なので、富山県で太陽光発電を導入する際には、ぜひお気軽にご相談ください。
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