ストレージパリティ補助金2025年度版公開!概要や申請方法を解説

「ストレージパリティってなに?」「太陽光発電の補助金申請に困っている…」
企業の太陽光発電設備の導入でまず気になるのが補助金が使えるかどうかですよね。
太陽光発電の補助金にはいくつかの種類がありますが、中でも毎年人気なのがストレージパリティ補助金です。
ストレージパリティ補助金は、ストレージパリティの達成を目的に年3回公募される傾向にあります。
初期費用やランディングコストを抑えることができるため、初めて太陽光発電を導入する企業にもおすすめです。
この記事では、ストレージパリティ補助金の概要や2025年最新版の情報を紹介します。
この記事でわかること |
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リープトンエナジーは2024年度のストレージパリティ補助金事業でも採択・導入実績がありますので、お気軽にご相談ください。
\現在公募中のストレージパリティ補助金!/ |
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期間 |
一次公募: |
対象設備 |
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目次
ストレージパリティ補助金とは?太陽光発電などで使える補助金のこと
ストレージパリティとは、太陽光発電設備の導入に際して、蓄電池を導入しないよりも蓄電池を導入した方が経済的メリットがある状態のことを指します。
環境省はストレージパリティの達成に向けて、太陽光発電設備などの導入を推進するために補助金を出しており、それが「ストレージパリティの達成に向けた太陽光発電設備等の価格低減促進事業(ストレージパリティ補助金)」です。
PPAやリースなども対象なので、毎年多くの応募が集まる人気の補助金制度になります。
利用には、日本国内において事業活動を営んでいることが前提で、蓄電池と一緒に導入することも必須要件です。
ただし、対象の太陽光発電によって金額や条件が異なる点には注意しましょう。
2025年最新版ストレージパリティの内容を解説
ストレージパリティの毎年の傾向を見てみると、4月・6月・8月あたりで年3回実施されています。
現在公開されているのは、令和6年度補正予算「ストレージパリティの達成に向けた太陽光発電設備等の価格低減促進事業」の一次公募のみです。
二次公募以降がある場合は、前の公募が終了次第、期間など発表されます。
今年度は以下想定で実施されると考えられるので、事前に準備しておきましょう。
公募内容 |
時期 |
【募集中】令和6年度補正予算:一次公募 |
2025年3月31日(月)~2025年4月25日(金)正午まで【厳守】 |
【想定】令和6年度補正予算:二次公募 |
【想定】2025年6月下旬~ |
【想定】令和7年度予算公募 |
【想定】2025年8月中旬~ |
令和6年度補正予算一次公募(2025年3月下旬~4月中旬)
2025年度(令和7年度)で既に公開されているストレージパリティ補助金は、前年度の補正予算一次公募です。
概要は以下のとおりです。
ストレージパリティの達成に向けた太陽光発電設備等の価格低減促進事業 |
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期間 |
一次公募: |
対象設備 |
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利用対象者 |
補助事業者(代表申請者および共同申請者)はいずれも日本国内において事業活動を営んでおり、指定する業態に該当する必要がある
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補助金額 |
設備により異なる【補足1】 |
補助対象経費 |
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提出方法 |
■Jグランツ ■その他 ※やむを得ない事情によりJグランツを使用できない場合に限り郵送可能 |
参考:一般財団法人環境イノベーション情報機構|令和6年度補正予算【ストレージパリティ】
※本補助事業の期間は単年度とします。複数年度にわたる事業内容の申請は受け付けません。
太陽光発電設備 |
定額(4 万円/kW。ただし、オンサイトPPAモデル又はリースモデルの場合は 5 万円/kW、戸建て住宅に限り7万円/kW) |
定置用蓄電池(業務・産業用) |
定額(4万円/kWh。第2欄に掲げる間接補助対象経費に3分の1を乗じて得た額を上限額とする) |
定置用蓄電池(家庭用) |
定額(4.5 万円/kWh。第2欄に掲げる間接補助対象経費に 3 分の 1を乗じて得た額を上限額とする) |
車載型蓄電池 |
定額(蓄電池容量 (kWh) の2分の1に4万円を乗じて得た額。最新の CEV 補助金の「銘柄ごとの補助金交付額」を上限額とする) |
充放電設備(公共施設・災害拠点) |
機器費 2分の1(最新のCEV補助金の「銘柄ごとの補助金交付額」を上限額とする)及び設置工事費 定額(1 基あたり 95 万円)を合算した額 |
充放電設備(公共施設・災害拠点以外) |
機器費 3分の 1(最新の CEV 補助金の「銘柄ごとの補助金交付額」を上限額とする)及び設置工事費 定額(1基あたり15万円を上限額とする)を合算した額 |
太陽光発電設備導入の条件
ストレージパリティを利用するには、太陽光発電や蓄電池毎に一定の要件を満たす必要があります。
ここでは、太陽光発電設備の導入に必要な要件を一部紹介します。
満たす必要がある要件(一部) |
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参考:「事業計画策定ガイドライン(太陽光発電)」(2024年4月改訂、資源エネルギー庁)
業態によって異なりますが、出力数や自家消費率など条件が決まっています。
この要件を満たしているかどうかは、審査通過の第一条件と捉えていいでしょう。
また公募要領には、要領の記述に沿った応募書類ほど高い評価になると明記されているため、提出前によく確認することが大切です。
間違ったまま申請しても、教えてはもらえず、不採択となって終わることになります。
不安な方は提出前に、太陽光発電メーカーや施工店に確認してもらうことがおすすめです。
ストレージパリティ補助金の注意点
ストレージパリティ補助金を利用する際はいくつか気を付ける点があります。
不備があっても知らせてくれないため、その時点で不採択が決定してしまいます。
公募要件と一緒によく確認しておくようにしましょう。
ストレージパリティ補助金の注意点 |
※原則として、Jグランツから応募する |
ストレージパリティ補助金を応募するときは、「一度提出した書類は原則修正できない」ことを理解しておく必要があります。
また、原則としてJグランツからの応募を提示されているため、公募要領にある宛先への郵送は避けるようにしましょう。
ストレージパリティ補助金の申請方法
ここではストレージパリティ補助金申請の流れについて解説します。
応募期間が始まってから準備を行うと、スムーズに進められなかったり不備が出て審査に通らなかったりする可能性があります。
まず公募内容をよく読み、必要書類などが問題なく用意できることを事前に確認しましょう。
期間 |
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応募書類の審査 |
公募締切日から約2か月 |
交付申請書の審査 |
交付申請書を受理してから約1か月 |
ストレージパリティは公募締め切り日から実際に受け取れるまで約4か月ほどかかります。
期間は応募総数によって前後するためあくまで目安です。
応募書類を公募期間の早い時期に提出した場合でも、採択・不採択結果の発表の時期は変わりません。
交付申請書は提出されたものから審査を開始するため、交付申請書の提出が遅ければ、交付決定日は遅くなります。
できる限り早く交付を受けるには、早めの申請が大切ですが、書類の不備にもつながりやすいため注意が必要です。
不安な方は公募期間の開始前に余裕を持ってご相談ください。
まとめ
今回はストレージパリティ補助金について紹介してきました。
ストレージパリティ補助金を利用する際のポイントは大きく分けて3つあります。
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初めての申請では必要書類の用意や申請手順に不備が起きやすいので、申請が得意な会社と一緒に手続きするのがおすすめです。
2024年度ストレージパリティ補助金でも採択・導入実績がありますので、補助金申請に不安がある方は是非一度相談してみてください。