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パワコンの選び方は?種類の違いや目的に合った機能を紹介

パワコンの種類や選び方を解説する記事のアイキャッチ画像

太陽光発電システムの要であるパワコン(パワーコンディショナ)は、発電した電力を屋内で使えるように変換する機器です。

設置場所や機能によってさまざまな種類があり、最適な製品を選ぶことで、発電効率を高めたり、より長く活用できたりします。

そこで本記事では、パワコンの種類や選び方のポイントなどをわかりやすく解説します。

リープトンエナジーでは太陽光パネルはもちろん、パワコンや架台まで一括で用意することが可能です。

パワコンの種類も豊富なので、興味がある方は是非一度ご相談ください。

太陽光のお困りごとなら、リープトンエナジーにお気軽にご相談ください

目次

パワコンの種類は設置場所や機能によって異なる

リープトンエナジー製パワコンの設置画像

パワコンにはさまざまな種類があり、設置場所や求める機能によって選択肢が異なります。

そのため、パワコンを選ぶ際にはまず「電気の変換方式」「設置場所」「接続方法」「付加機能」の4つの指標に着目するのがおすすめです。

電気の変換方式には、主に家庭用で使われる単相パワコンと、産業用などの大規模システム向けの三相パワコンがあります。

設置場所が屋外用か、屋内用かでも種類が分かれるため、パワコンを選ぶ際の大きな比較基準と言えるでしょう。

また、太陽電池モジュールとパワコンの接続方法に着目した場合には、複数のパネルをまとめて接続する集中型パワコンと、個々のパネルやグループごとに接続するマルチストリング型パワコンが存在します。

さらに、付加機能に着目する場合には、停電時に電力供給を可能にする自立運転機能や、蓄電池と連携するハイブリッド、複数の電源を統合するトライブリッドなどがあります。

パワコンの単相と三相は太陽光発電設備の規模に応じて決める

パワコンの単相と三相の違いを解説する見出しの画像

パワコンの種類を選ぶ際、最初に注目したいのは単相と三相の違いです。

単相パワコンと三相パワコンは、家庭などの小規模利用か産業用などの大規模システムかなど、太陽光発電設備の規模によって異なります。

パワコンの単相と三相の違いを比較した図解画像

設置環境に合った方を選ぶためにも、それぞれのメリットとデメリットをよく理解しておきましょう。

単相パワコンのメリットとデメリット

単相交流の仕組みを図解した画像

単相パワコンの大きなメリットは、特別な工事をしなくても家庭内の電化製品にそのまま電力供給ができる点です。

工事不要の理由は家庭用電力と同じ単相交流に変換するためで、結果的に導入ハードルを下げることにもつながっています。

また、三相パワコンと比較して小型で設置スペースを取りにくく、比較的安価な製品が多い点も特徴です。

一方、デメリットには対応できる電力容量に限りがある点が挙げられます。

こうした特徴から、単相パワコンは基本的に一般住宅で用いられる方が多くなっています。

三相パワコンのメリットとデメリット

三相交流の仕組みを図解した画像

三相パワコンの大きなメリットは、大容量の電力に対応可能な点です。

単相パワコンではまかなえない大規模なシステムから得られる電力を効率よく変換し、送電網に供給できます。

また、三相交流は単相交流に比べて電圧の変動が少なく、より安定した電力供給ができる点も特徴です。

一方、デメリットには単相パワコンに比べて価格が高価になる傾向にあることが挙げられます。

機器本体も大型になるため、設置スペースの確保も必要です。

さらに、導入には専門的な電気工事が伴うことが多く、設置の手間や費用も生じます。

こうした特徴から、三相パワコンは主に産業用に用いられるものとされています。

パワコンには屋内用と屋外用がある

パワコンの室内と屋外の設置場所の違いを解説した見出しの画像

パワコンは、設置環境によって屋内用と屋外用の2種類に大別されます。

屋内用パワコンの大きなメリットは、風雨や直射日光、温度変化といった外部環境の影響を受けにくいため、機器の劣化を抑えやすい点です。

また、騒音や排熱が抑えられるよう設計面の工夫が施されている製品も多く見られます。

一方で、設置場所として建物の内側にスペースを確保する必要がある点がデメリットです。

さらに、排熱対策のために換気設備の導入が求められるケースもあります。

対して屋外用パワコンは建物の外に設置されるため、屋内のスペースを占有しない点が大きなメリットです。

しかし、屋外に設置されるがゆえに、厳しい外部環境に常にさらされることになります。

これに備えて防塵・防水性能に優れた耐久性の高い設計がなされている傾向にあるものの、屋内用に比べると経年劣化の進行が早まる可能性は高まります。

どちらのタイプを選ぶかは、設置環境やメンテナンスのしやすさなどを総合的に考慮したうえで判断するとよいでしょう。

集中型とマルチストリング型は太陽電池モジュールの配置や価格が異なる

パワコンの配線部分の画像

パワコンは、太陽光パネルとの接続方法によって集中型とマルチストリング型に大別されます。

集中型パワコンは、複数の太陽電池モジュールをまとめて1台のパワコンに接続する方式です。

パワコンの設置台数が少ないため、設置スペースや導入コストを抑えやすかったり、配線をシンプルにできたりするメリットがあります。

一方で、システムの一部に不具合や故障が生じた場合、その影響がシステム全体に及び、発電効率が低下するおそれがある点がデメリットです。

また、モジュールの枚数は回路ごとに揃える必要があるため、配置の融通が利きにくいことも知っておきましょう。

対するマルチストリング型パワコンは、複数のパワコンを設置し、各パワコンが特定の太陽電池モジュールや太陽電池モジュール群に接続される方式です。

屋根など設置場所に合わせた自由度の高い配置が可能な点が特徴です。

また、システムの一部に不具合や故障が生じてもその影響がシステム全体に波及しにくく、発電効率を維持しやすいというメリットもあります。

一方で、パワコンの台数が増えるため、集中型に比べて設置スペースや導入コストが大きくなる傾向にあります。

パワコンの接続方法の違いを比較した図解画像

コストを抑える集中型か自由度の高いマルチストリング型で考えるといいでしょう。

パワコンの種類は機能で選ぶことも可能

パワコン及び太陽光発電設備全体の画像

パワコンは、付加機能から選ぶのも一つの手です。

ここでは、自立運転・自動切替機能と、単機能・トライブリッド・ハイブリッドについて解説します。

自立運転・自動切替機能がついている

パワコンの自立運転・自動切替機能とは、災害などによる停電時にも手動で操作することなく電力を自家消費できる機能です。

自立運転機能がついていれば、停電が発生しても、太陽光発電施設が発電している限り屋内に電力を供給可能になります。

自立運転機能が役立つ災害時の写真

自動切替機能は、停電を検知すると自動的に自立運転モードへ移行し、復旧時には自動で通常運転に戻す機能です。

BCP(事業継続計画)の一環として電力を確保する手段を探している企業にとって、自立運転・自動切替機能はパワコン選びの重要なポイントとなるでしょう。

ただし、自立運転で利用できる電力には限りがあり、すべての機器を同時に動かせるわけではない点には注意が必要です。

単機能・トライブリッド・ハイブリッド

パワコンの単機能トライブリッドハイブリッドの違いを図解した画像

パワコンは機能によって単機能・ハイブリッド・トライブリッドの3つタイプに区分されます。

いずれも、太陽光発電システムと蓄電池を組み合わせたものです。

単機能型パワコンは、太陽電池モジュールで発電した直流電力を家庭で使える交流電力に変換するタイプです。

シンプルなシステム構築が可能で、導入コストを抑えたい場合に適しています。

ハイブリッド型パワコンは、太陽光発電と蓄電池の両方を一台で制御できるタイプです。

太陽光発電システムで発電した電力を直接蓄電池に充電したり、蓄電池から建物へ送電したりできます。

そしてトライブリッド型パワコンは、3つの中でもっとも多機能なタイプです。

太陽光発電と蓄電池電気自動車(EV)への充送電を一台で管理できます。

パワコン購入時の注意点は?選ぶ時のポイントも解説

パワコンを選ぶときの注意点の画像

パワコンの寿命は、一般的に10〜15年程度といわれています。

太陽電池モジュールの寿命が20年以上であることを考えると、パワコンは途中で一度交換が必要になる可能性が高い機器だといえるでしょう。

そのため、導入コストだけでなく、将来的な交換費用も考慮に入れる必要があります。

パワコンの保証内容には出力保証や災害補償などが含まれる場合もあるため、万が一の事態に備えて手厚い保証がついた製品を選んでおくのがおすすめです。

また、多くのメーカーではパワコン本体に10年程度の保証期間を設けていますが、製品やメーカーによっても異なるため、事前確認が大切です。

加えて長期間安心して付き合える販売店や施工業者から購入することが、太陽光発電システムを長く安定的に稼働することにつながります。

リープトンエナジーのパワコンは、製品保証が15年と長いため、安心して利用することができます!

製造メーカーとして、一括してサポートできる強みがあるため、不具合や買い替え時が不安な方にもおすすめできます。

参考:一般社団法人 太陽光発電協会|よくあるご質問

まとめ

パワコンや太陽光パネルの画像

パワコンにはさまざまな種類があるため、「電気の変換方式」「設置場所」「接続方法」「付加機能」の4つの指標に着目して選ぶのがおすすめです。

設置環境や求める機能、将来の電力利用計画などを考慮しながら、最適なパワコンを探してみましょう。

日本生まれの太陽電池モジュールメーカであるリープトンエナジーでは、高い変換効率と優れた耐久性を持つ自立運転・自動切替機能搭載パワコンをご用意しています。

小型軽量化や施工性の向上、高い電力変換効率を実現する製品としてご好評いただいている製品です。

パワコン選びはもちろん太陽光発電機器全般でお困りでしたら、ぜひお気軽にご相談ください。

>>リープトンエナジーのパワコンについてはこちら

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この記事を書いた人

リープトンエナジー株式会社は、2012年に神戸市で設立した太陽光発電の総合システムメーカーです。
このブログでは、広報担当が太陽光発電に関するお役立ち情報を発信しています。

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